君だけ思ってくれればいい【完】

そういうとそれぞれ華を活け始める


『ここはこうした方がいいですよ?』


自分もやりつつアドバイスもする


『こうした方が空間が出来ます』


そんな感じでおよそ1時間半


『そろそろ時間ですね、お疲れ様でした』

「藍兎くんありがとう。女に困ったら連絡してね?」

『婚約者がいますので不自由ありませんから』

「もう!いつもそんなことばっかり!たまにはご飯ぐらいいいでしょー?」

『お誘いは嬉しいのですが、すみません』

毎度毎度の会話
軽く流し、貴戸家へ向かう

『悪い、お待たせ』

「いや、いいよ、楽しかったし」

お前の様子がと笑って話す