君だけ思ってくれればいい【完】


生徒会室に入ると朔に聞かれた

「で、親父さんなんて?」

『は?藍梨から聞いてねぇの?』

「いや、なんも。ただ藍兎を探さなきゃって付き合わされただけなんだけど」

藍梨を見るとえへっと誤魔化している

さすがに俺も苦笑し、説明した