食器を片付けると私服に着替え、リビングへ。

『そろそろ行くか?送ってく』

「あ、うん!ありがとう」

俺らは20歳になり、高校卒業後別々の大学へと入学した


『てかさ、那奈綺麗になったよなー』

「え!?そ、そう?」

嬉しそうにすんなよ…
少しいらっとして那奈の唇を塞いだ


「っ…ん‥ふっ…」

朝から濃厚なやつ←

『ちゅぱっ』

わざと音をたてて唇を離す

「っ…ばか//」

『何?足りなかった?』

「ち、ちがっ!!」

『お前は俺の前でだけ綺麗でいればいいんだよ』

「っ…」

『ちなみにさ、最近告られてる?』

「え、こ、告白なんて…!!!」

『やっぱされたんだ?どんぐらい?』

「ひ、1人だけだよ…?」

俺の様子を見るかの様に言ってくる

『…嘘つくなよ?』

「…ここ二週間ぐらいで10人ぐらいかな?」

はぁ?10人?しかも二週間で?
は?どういうことだよ?←

「だから言わなかったのに…。それに藍兎も告白されてるでしょ!」

『それとこれとは別。全員ちゃんと断ってるよな?』

「あたりま…あ」

『…どういうこと?』

「こ、断ろうとしたんだけど、返事言う前に行っちゃって…」

『今日ちゃんと断れよ?返事して来なかったらしらねーから』

「わかって…っ…!」

言う前にもう一度唇を塞いだ