“男好き”
それが、私に貼られているレッテル。
そして女子が私を嫌う理由。
…の1つ。
他にも数え切れないほどにはあるらしく。でもそれを全部把握するのは時間の無駄だから、極力耳に入れないようにしている。
聞いてしまったら詳細を聞かないと気が済まないから。
親切にも私と話してくれる女子は何人かいて、そこら辺が情報源。
悪く言われていることを治すことは不可能だった。
無限に出てきそうだし。
治そうとしないのも事実。
だからこその今と言っても過言ではない。
身に覚えのないことを恨まれようが、勝手なことを言いふらされようが、変な因縁つけられようが。
全てを女子の性だと思ってあげることにした。
最近は呼び出される回数が減った。
「あんな奴に近寄ったら菌が移っちゃう」とか「私たちのイメージまで悪くなる」とか。


