私は自分の部屋に入り、飾ってある生け花を眺めた。 そしてふっ、と大事なことに気がついた。 ………私の相手は…? 誰…?なのかしら… 居ても立ってもいられなくなった。 私は父上のもとへ駆けた。 どどどどど…… 私は廊下を駆けた。 「父上っ!!」 「およっ?!」 父上が驚いて変な声を出した。 海希姫がケタケタと笑っている。 「なんじゃいきなりー。腰を抜かすとこじゃったわい!」 「父上っ!!こ、輿入れのお相手は誰です!?ま、まさか隣国の40過ぎのおじじ殿