んー?、と言いながら父上は、顔を上げた。


「なにがじゃ。」


「どうして今頃っ!?」


「そろそろおまえも結婚する頃じゃとおもうてのぅ。」


そうではなくてっ!!


「なぜ戦が始まりそうな今なのですかっ!?と聞いているのですっ!!」




父上はフッと表情を変えた。




「姫よ…お前が口出ししてどうにかなると思っているのか・・・・?」



私は言葉に詰まった。



確かにそうだ。


女ごときが口を出してどうにかなるものでもないことは痛いほどわかっている。





「……!でも!私にも心はありますっ!」