「1組…ないな…2組…ないな…」


人数が多い学校なので、探すのにも一苦労だ。




「3組…あっ、相田結衣‼︎結衣
あったよ…ゆ、結衣の次私だ‼︎
一緒だー‼︎」


「本当?!やったぁー‼︎」


喜びもつかの間。


「裕翔どこだろー」


そう言って、違う人を探す結衣。




「あっ、3組だ‼︎やったー‼︎」


ぴょんぴょん跳ねる結衣。


「…よかったじゃん‼︎」


こんなこと、今までたくさん
あったじゃん



そう自分に言い聞かせる。