「私、別に好きな人居ないけど??」
「え、だって玲央くんのこと…」
川野と真希の話し声が聞こえる。
なんかそんなこともあったな。
川野が告白してきて。振ったら
そのあと豹変したように素で話しかけてくるようになったな。
「だからそんなのデマだって聞いた時から分かってたよー??」
どんどん真希を追いつめる川野。
ぶっちゃけ俺はもっと追いつめてもいいと思った。
加藤が受けた傷は、そんなもんじゃ足りないから。
「真希ちゃんみたいなチャラチャラした子より
咲良を信じるに決まってんじゃん?」
川野はそう言い放った。
おまえら、いい友達になれそうだな。
そう思って俺は炊事場に向かった。
