これ以上ほりさげていくのは
こいつを傷つけるだけかもしれない。
過去をきくのはやめておこう。
「お前の過去に何があったかしらねーけど、
ほんとに誰も信用できねーのか?」
加藤は少し考えたあと
「人を信用すると、裏切られた時こわいから。」
そう答えた。
信用してたやつに裏切られたのか。
まあ、それはきついか。
でもこのままこいつは誰も信用できないままでいいのか?
それじゃあいつまで経っても何も変わらないんじゃないか?
「お前の過去はしらねーけど、俺はそのままのお前より、
それを乗り越えて川野と本当の友達になれたらいいんじゃねーかと思う。」
なんとかしてやりたい。
こんな風に思ったのは初めてだ。
