意地悪な君と意地っ張りな私



「咲良ちゃんに一目ぼれしたんだ!」


蓮くんがものすごいカミングアウトする。


は?


「俺と付き合ってほしい。」


は?


急展開に頭がついていかない。


ただでさえ毎日ストレスなのに。


応えられない…


「あの…」


「待って!」


蓮くんがストップ!と手の平を私に向けた。


「いきなりだったと思うからまず俺のこと知ってほしい」


そう言って私の手を取ろうとする蓮くん。


びくっ


思わず手を引っ込めた。


「そっか…嫌われてんのか、ごめん。」


ショックな色を隠せない蓮くん。


「きらいじゃないんだけど…」


「いいよ、それ以上言わないで!俺、笑っていられなくなるから!」


蓮くんがそういうので、もう何も言えなかった。