意地悪な君と意地っ張りな私



授業終わり、蓮くんが教室に返しに来てくれた。


「はいこれ!ありがとう!」


「どういたしまして」


あんまり話してるとまた真希になんか言われそうだからすぐに席に戻ろうとした。


「あ!待って!」


いきなり蓮くんに呼び止められた。


「これ、クラスの奴が落書きしちゃったんだよね・・・」


蓮くんが私の教科書を開けて見せた。


そこにはぶっさいくなアンパンマンとドラえもんが書いてある。


「ぷっ 笑」


思わずふいた。


だってドラえもん、目の位置おかしいし、


アンパンマンも顔とほっぺのバランスがおかしいから。


「ごめんね?俺の友達が勝手に書いちゃって…」


「ははっ!大丈夫!これはこれで面白いから!」


見たら思い出し笑いしそう。


「ねえねえ、」


ふと蓮くんが笑いを止めて言う。