HALF MOON STORY



多分私、こう言いたかった


もっと早くに


あなたの笑顔見たかった



疲れていたんだと思う


だってあなたのいない間


すごく頑張ったんだもん


そしてそれができたのは


あなたとの約束があったからだ



待っていろの一言


この言葉が、どんなに私を


勇気づけてくれたことか




毎日会社へ行けば


出逢いだってないわけじゃない



電車の中


ショッピングの途中


喉が渇いた時に入った


コーヒーショップの中



何よりあなたがいないこと



それが胸を締め付けた


苦しいぐらいに



息ができないほどに



そして気が付くのだ


どんなにあなたが必要なのかってこと



誰でもない




ハルあなたの存在そのものが


私の胸の中にちゃんとあるのだ



そして私の中の彼は


私の心の中でイタズラする


チョコチョコと暴れまわって


落ち着きがない



その彼を


何時もなだめるのに必死な私



こんな気持ち



言葉に出来たらいいのに



疲れたその時の私は


そんな様々な思いを


言葉にするのもできないほど


クタクタだったのだ



あなたの笑顔見たから


安心しちゃったんだと思う


多分


そして本当は、ただ


あなたのその笑顔を


独り占めしたかった私


こんな思いどうしても


言えなかった


なんだかあなたに


負けてしまうみたいに感じてしまって


本当に私って馬鹿みたい


久しぶりにあったのに


同じテーブルで二人


たわいのない話をしていると


いつの間にか



お店の灯りは殆ど消されて


二人のテーブルの周りには


誰もいなくなっていた


気持ちの後ろめたさから


ハルの顔


素直に正面から見れないでいると


ハルは何も言わずに立ち上がった