私は
この時一番欲しかった物を
貰ったと思った
もちろん、ハルには内緒だ
「シャンプーの良い香りがする」
「でしよ、お気に入りなんだ」
気に入ってくれて嬉しい
「俺もお風呂入りたい」
でたな、甘えん坊ハル
でも、そんなとこが
大好きなんだよね
「いいよ、どうぞ」
私はハルをお風呂へ案内した
お風呂の使い方を説明する
一通り説明が終わると
ハルがありがとうと
お礼を言い、私と目が合うと
ニヤリと笑って呟く
「一緒に入る?」
私はその言葉に
恥ずかしがりながら
「ごめん、ゆっくり入って」
と、言って
部屋に戻った
ちえっとハルが言った
ハルが出てきた時の為に
飲み物をグラスと一緒に
机の上に用意する
何か食べたいかな
簡単に口にできるもの
お皿に準備しようと
キッチンに立った
準備をしていると
ハルがお風呂から出てきた
そして
「何してるの」
と、覗きにきた
「ごめん、今準備するね
座って待ってて」
そう言ってハルの顔を見つめた
ハルは私の後ろに立っていた
また、用意を始めると
後ろから抱きしめられたのだった
「すごーく逢いたかった愛果
俺、すごーく嬉しい」
私もだよ
「私もだよ、すごーく逢いたかった」
ハルがうんと頷いた
貴方の為に何ができること
こんなに幸せだったなんて
貴方に出逢って
初めて知ったのだった

