HALF MOON STORY



その間ずっと、ハルがメールをくれた


ちょっと笑っちゃう


面白い内容から


見たこともない音楽関係の


機械の話




ハルの笑顔が見えてきそうなメールが


仕事の間に


独りの夜に


私を暖かくしてくれた




勿論、私も負けない位


メールを送信した


そのうち、それがとても楽しくなって


毎朝考える


目を覚ました時


今日は何を書こう


一緒に送る写真は何がいいかな




独りの日曜日


晴れていれば


ハルの好きな公園へ行く



花の季節には早いけど



なにもない広い芝生の写真



ハルなら絶対喜んでくれそう



返事は思った通り



私を最高に幸せにしてくれた




ハルはいつも優しい


なんでだろう


何もかもあなたには分かっちゃう


多分それはあなたの思いやり


いつも思う


あなたは人の事でも



自分の事みたいに考えることが


出来る人




だからだよね




だからいつも


ハルの周りには


人が沢山集まってくるのだ




本当は



その優しさ


私だけのものならいいのに



なんてついつい考えてしまう



そんな不安な夜



お互い離れていて


でも時間は空いていて



そんな時は不思議な事がおこる




私は窓を開け、星を眺める


まだ肌寒い夜は


空気が綺麗で星がきらきら


輝いている


思わず私はハルにメールする



星が綺麗だよと


するとすぐに返事が来る


月も綺麗だ



名古屋の空


東京の空


離れていても


同じものを見ていたのだ



今、この瞬間に



それを知ったとき


離れていても


私とあなたは


一緒に並んで同じ景色を見ていると


気づく


その事が私を幸せにしてくれた



そんな時は何時も


胸の中に暖かいものが


こみ上げてきて


私のお腹は一杯になってしまうのだった