その夜
蘭が私の部屋へ
遊びに来た
定時退社した私は
ハルの部屋へと
おんぷを迎えにいくと
近くのモールで
簡単に食事ができるものを
買い込んで
蘭と部屋に籠った
蘭がおんぷを見て可愛いと言った
「なんかパーティの次の日って
少し寂しいよね
今日の愛果は人恋しいんじゃないかと
思って来たけど
二人にはおんぷちゃんがいたんだ」
そう言って私を
イタズラ顔で見た
「なんだかんだ言って
ハルくんは愛果のこと
わかってるよね
いいな愛果
そんな人なかなかいないよ」
私はなんだか素直になれなくて
「そお?」
なんて言って
買ってきたサラダを食べた
「ほらね、愛果のその
真面目なトコも知ってての
おんぷくんでしょう」
ああ、耳が痛い
そんなの自分が一番分かってるよ
「しかも愛果が案外と
寂しがりなんてトコも
多分見抜いてる」
ちょっと蘭
少し遊んでないか
「蘭、自分はどうなの」
ちょっと反撃してみる
「昨日も圭介連れてきて
大丈夫なの」
昨日に続いて
お酒飲んでないと
話せない雰囲気になってきた
私は冷蔵庫からワインを出した
蘭に勧める
「なんかさ、難しいよね
ずっと一緒にいたいと
思うのに
そんなの絶対無理でしょう」
蘭がワインを二杯飲んで
そう言い出した
「その気持ちと現実とのバランスって
結構難しいよね」
私それを考えていたんだよ
そう私も蘭に同意した

