HALF MOON STORY




そして



どうしてわかってくれちゃうんだろう



その理由が本当は



すごく知りたい



でも、同じ位



尋ねるのが怖い自分がいた



もし、同じ気持ちでなかったら



そして



もしそうだとしたら



今の私にその現実を



受け入れるだけの余裕なんて



なかった



ただハルのいない毎日に



本当は毎日泣きたい気分でいた自分



ううん、本当は毎日泣いていた



ハルからのメールは



いつも優しくて



暖かくて



私の心をきゅっとつねる



そこからはいつも



温かな涙が溢れてくるのだ



何度か恋もした



でも、この涙は



初めての涙だった



そう、まるで



甘い甘い飴の様に



私の口の中にポトリと



落ちては溶けて



そして


私の心を



躰を


そしてお腹を満たしてくれる



そんなこと出来たのは



あなたが初めてで



多分



二度と現れない



そんな気がした




だから私の中の



あなたのいた場所には



誰も入れたくなかった



入れられるはずなかった



多分私が欲しくないのだ