お互いの気持ちが満足するまで
愛し合った私達
時間の経つのも忘れていることに
ようやく気が付いた
そして、今この時に
誰かが来たらどうしようと
そんなことに、今頃気が付く私
そうハルに尋ねた
「愛果遅くなるって聞いたから
店長に店のカギ借りといたんだ
前から、たまにこうして
営業が終わってから
ステージ借りて練習してた
ここなら、どんなに大きな音
出しても大丈夫だし」
そう言って、ハルは
私を見てニヤリと笑う
言っている意味に、思い当りのある私
急に恥ずかしくなって
ハルが持って来てくれた毛布に隠れた
そんな私を見て、笑った
私は膝を抱えて、丸くなった
そして足に顔を隠した
「大丈夫、すごくかわいかった。」
そう言って、私の頭を抱き寄せて
おでこに優しくキスをしてくれる
「いつも独りで練習してたから
愛果がいるのが不思議かな
なかなかいい景色」
そういうこと、平気で言えちゃう
あなたにまた、ドキドキしてくる
その笑顔に弱いんだよね
また、あなたに触れたくなっちゃう
何も言わず、私はあなたに手を伸ばす
あなたも何も言わなくても
手を握ってくれる
そんなことがすごく嬉しくて
自然ににやける私
何時までもずっと
こうしていたい
でも、そんなわけにもいかないこと
よく分かってる
「喉渇いたね、なんか探してくる
愛果はここにいて」
そう言ってジーンズ姿になると
キッチンに消えていった

