「お先に失礼してまーす

家に行ってるときにね、
ちょうどあなたのお母さんに会ったから
そしたら『先に入ってていいよ』って
いわれたから先にお邪魔してます」

「そっか・・・

散らかっててごめんね。
あ、ジュース持ってくるから。
何がいい?」


「何でもいいよ。」


「じゃあ、ジンジャエールでいいかい?
うちは、カルピスっと。」

「あ、私もカルピスがいい」


「え、太っちゃうよ」

「それにしては、やせてるジャン。

成も。」





だいぶ自己紹介が遅れました。

うちは「成(シゲル)」。
中1ね。



「・・・ジュースとってくる。」

「はーい」





・・・・階段を下りてるとき
頭に思い浮かんだ。

『歩には赤ちゃんがいるかもしれない』と。


・・・なわけないか。
まだ『疑惑』だもんね。





3分後


「はーい、お待たせ」


「ありがとー、成」


「どういたしまして、

で、話しって・・・?」


「あああ・・・・」


歩が急におとなしくなった。

やっぱり・・・