秘密の間は2人っきりで♡

 私は、生徒会長から貰った鍵を持って家へ帰った。
 その後、梨香にさっきあった事を言うか、言わないか迷った。考えた結果色々と面倒だったから言わない事にした。
後で聴かれたら言えばいいし、第一うらやましがられるだけだろうと思って言わなかった。
 
 もう考えるのが精一杯で頭が可笑しくなりそうだった。今日は、疲れたので早く寝る事にした。

 私はいつもどうりの格好で、いつもの音楽を聴いて学校へ行った。
昨日、生徒会長の言葉が気になって放課後に開かずの間へ行く事にした。


 放課後、私は一人で開かずの間へと行った。開かずの間は鍵が掛かってあった。
でも自分で持っていた鍵を鍵穴へと入れた。ガチャっと音がなって鍵が開いた。
扉を開けると、眩しい光が差した。光を当たって顔は見えないけど、確かに人はいた。生徒会長の言っていた事は本当だった。
「ねぇーあんたが今回の選ばれた者?」
その声は聞き覚えのある声だった。

 その声は……同じクラスの男子。八神龍生さんだった。八神さんは顔も性格も頭も運動も全部パーフェクトな人だった。