そんな話をしてたらいつのまにか学校についてた。

どうしよー!着いちゃった!

「あ〜緊張するー!」

「由唯うるさいなー」

「だって~」

「あ、クラス表あれじゃない?」

私の話聞いてよー!

「何組か探してくるねー!由唯も探しなよ!」

「え~」

でも直といっしょのクラスがいいなー。

ていうかちっちゃいからクラス表が見えないよ~

トントン

誰かに肩をたたかれた。

「名前何ていうの?」

「え?」

「いやずっと背伸びしてたから。クラス表見えないんじゃないかなって思って」

「あ、えっと、有川由唯…です」

「有川由唯ねー」

びっくりした。

いきなり話しかけられるなんて。

身長はずば抜けて高いしも顔なんてものすごくカッコイイ。

みんなが憧れるようなんだもん。

「ねえ」

「あ、はい!」

「1年2組だったよ」

「ありがとうございます!えっと…」

「あ、ごめん!まだ言ってなかったね。瀬戸 凉っていいます。よろしく!」

そういって彼は手を差し出した。

えっと、握手?でいいの?

私も手を差し出した。

「じゃあまた後でねー」

「あ、はい!」