森の中をどんどん抜けていく

 
こんな森林に道があるわけないのに、あるのだ

真っ暗くて周りの様子はよく見えない


一体どこに辿り着くのか。

かなりの時間がたってるような気がする。


ふとスマホを開く

圏外 12時5分


時間は全く変わっていない こんなのおかしい

それにここはどこ?



どんどん不安になって心臓がばくばくする

ケンジも少し手が震えていて汗がでている

「ケンジ、なんかヤバイ気がする」

「ああ、俺も」


とりあえず進むしかない。





「ケンジ、!!!止まっ」

目の前の道はなくなっていた 崖だった



キキーーーーーーーッッ


響くブレーキ音


もう手遅れだ 落ちる落ちる

どんどん落ちていく