倉庫行っても誰も見てくれない
話しかけてくれない


向かいに来てもくれない


「そんな族、誰が好きになるかっての」


そんなふうに思っていても
やっぱり悲しい


わたしは時計を見た
針は10を指していた





「…10…そうだ…」