狂愛の元姫*完*




それで毎回

「ごめんね」

そう言った
何もできない僕が嫌だった

そしてそれしか言えない僕が
憎たらしくて、悲しかった



「大丈夫だよ」

そう言ってくれる姉に
毎回安心して


結局

"あの日"


まで何もできなかった