分からない、恋




「好きな本は何ですか?」

「金色のアゲハ……かな!」


美樹君の好きな本はもうすでに、リサーチ済み。

本の内容はまったく分からないけど、美樹君が嬉しいならいい。


「本当ですか…?」

「うん」

「同じ好きな本の種類が好きになった人は初めてです!」

「なかなか、いないよね」


デタラメに嘘を並べる。

明日、読んでみよう……金色のアゲハ。