×奈美×

-修学旅行1日目-

早朝4時に起きてしまった。これは、朝なのか夜なのか…

だが、LINEが届いていた。
それは、美花からだった。

『おはよー』

『ヤバい!!修学旅行だよ!!』

『緊張して、寝れなかった…』


という内容が、届いていた。

そういえば、龍斗に告白するんだっけ。


『おはよ♪』


『頑張っ!!』


だけ返しておいた。
女子は、自分の恋愛を一回でも口に出すと止まらない習性がある。
だから、このての話は苦手だ。


『うん!!』


『頑張る!!』


ここで終わるかと思ったが、予想していなかった返事が続けてきた。

『あ、そういえば』

『悠樹のやつが』

『奈美のID教えて欲しいって言ってた』

確かに、隣の席だし。他の人ともLINEの交換は色々としていた。
だから、あまり違和感はなかったが、少し、心臓の辺りがキュンとした。

『教えてあげて!!』


すぐに返事がきた。


『OK(*´ー`*)』


美花と悠樹は、同じ役員で委員会も同じだから元々交換していたのだろう。
事実、私も冬馬と交換した。
もうすぐで、特別活動も始まるから、最近はよくやっている。



「奈美ぃー!!早く準備しなさい!!」


母親だ。


私は、スマホをベッドに置き、1階に降りた。