「聞いてるの、、!!」 駆け上がったものだから、大声になる。少しそれが恥ずかしくて 「なんで着いてきた」 「あんた、泣いてた。違う?」 違うくはない。私は謝りにきたんだ。 「絵本」 「…」 「おれの父さんが書いた絵本。もう父さんは居ないんだけども」 そうだったのか。 「--------------ごめんなさい!!!」 私は頭を大きく下げた