放課後。私は図書室へ向かう。私は図書委員で今日は当番だ。

 図書室も閉める時間帯になり私は生徒が残っていないか見渡す。すると--------------



 居た。また彼だ。白髪に細い瞳。顔は整っていて細身。悪く言えば華奢。活発そうに見えて大人しそうな彼だ。彼はいつも図書室に居て、私はいつも彼に警告する。

 これを一年の時から繰り返してるのに彼は聞かない。というか同じ本を彼は読んでる気がする。どんだけ夢中やねん


 「あの、えっと、、もう図書室閉めますので」


 返事がない。