「はい、んじゃ決まり。お疲れさん。今日からよろしくね」
準備がいいのか彼はメモに何やらアイディーを書き込んで。私に手渡した。あ、これ今流行りのコミュニケーションサイト?
「私、これやってない」
「じゃあ今日からそれ始めてね」
「えぇ!?」
「おれの女だから従ってね。登録したら検索して探してね。見つけたらそっから飛ばしてね。今日の日付が変わるまでに。」
「はぁあぁあぁあ!?!?」
「わかった?」
「--------------はい」
私、ネットに弱いんだけど。って、何焦ってるんだ私!! 何必死にどうやって登録しようか悩んでるんだ私!!
"じゃあね" と言われて立ち去られば、すでにスマホで必死にサイトを開いてしまった私がいた。
--------------今から始まるのか、私と狭間の、その、あの、何と言うか。恥ずかしいわ!!!!
や、さっさと始めて簡単に終わらせよう。彼が彼らしさを見つけるまでの付き合いなんだから。
