「仮にね、その胸の内にしてることを闇とするじゃん?心の闇ね。逆に亜美ならどうする?どうやって私の闇に触れる?」
自分でいうが厨ニ乙。だけど、表現するとすれば闇以外の何があるか。
「ははは、あたしら親友でしょ?なんかあったわけ?」
亜美は笑ってくれる。こんな詰まらない話でも、真剣に聞いてくれる。亜美は「それにね、」を前置きして
「土足でいきなり踏み込む事に躊躇うなら、靴を脱いで、踏み込めばいいじゃんか。」
「靴を、、脱ぐ?」
「それしかないんじゃない?どうしても、救いたいんでしょう?誰かをさ。だったらそうしなよ その誰かに、さ?」
亜美は本当に私をわかってくれている。腐れ縁という程にどうしようもない奴だけど、でもやっぱり私には真剣に聞いてくれる彼女が必要なんだ。
「ありがとう、亜美」
「やだなぁ、いいってば。じゃあね、あたし軽音の用事あるから」
亜美は急いで立ち去る。ほんとにほんとにリア充乙。
放課後、か。放課後に狭間を誘ってみよう。
