「あら、他のところは大丈夫?」

「うん。」



別に気持ちも悪くないしおなかも痛くない。
まあ、なんたってたった37.6°だもんな。


「うーん、そうねたぶん点滴かなあ。」

「りょうかい。」

「それじゃあ、持ってくるからちょっとまっててね」


そういいのこして川崎さんは病室を出て行った。


…はあ。

川崎さんがいなくなってまた僕1人になった病室でため息をつく。