「ねえ、川崎さん。みてこれ」

といって体温計を差し出す。


「なん度だったの?」

と言いながら体温計の数字を読む川崎さん。



「あらあら、ちょっと高いわね…。なにか体調悪いところとかある?」

まるで自分のことのように心配した顔で僕の顔をのぞき込む


「そういえば…頭いたい。あと、なんか、だるい。」

そこまでひどくはないけれど頭がすこしガンガン痛む。