一ノ瀬さん家の家庭事情。

次の日、お父さんが帰ってくるまでにみんなで家の掃除をした。

朝から自分たちの部屋、そしてそれぞれの担当場所を決めて掃除をしていく。

あたしはキッチン。

一番使ってるからね。

「おーい、そろそろ終わるぞー!」

りっちゃんがゴミをまとめながら言う。

掃除が終わったのはお昼前。

「はー…つかれた…愛、腹減った。なんか作って。」

ソファに寝転びながら言う真兄。

「愛、いいよ。今日は俺の担当の日だし、俺が作るよ。」

相変わらず優しい優兄。

こうてるとなんにも変わらないを

「じゃあ俺は父さん迎えに行ってくるから、それまでに昼食べとけよ!」

りっちゃんはそう言うと慌ただしく玄関を出て行った。

「優兄、あたしも手伝うよ。」

たまにはあたしも優兄のお手伝いしなきゃね。

「ほんと?ありがとな。」

四人分のうどんを茹でるのはなかなか大変な作業だしね。

「お父さん、元気かな。」