一ノ瀬さん家の家庭事情。

この人があたしの好きになった人なんだよって。

それに何も悪いことはしてないもん!

「お付き合いをしている人です!」

目をぎゅっとつむって言った。

するとりっちゃんは…

あれ?

何も言わない?

それどころかフラフラしながら家の中に入っていった。

「愛に、彼氏…」

そんなことをブツブツ言いながら。

でも怒られるかと思ったけど、ラッキーだったのかな?

あたしも続いて家に入り、リビングには行かずにそのまま自分の部屋へ。

下に降りたら何を言われるかわからないから、部屋にこもること数十分。

「愛、ご飯だって。」

いつの間に帰ってきたのか玲が部屋のドアを開けた。

何か言われるのかな…

いやいや、あたしは何も悪いことも後ろめたいこともしていない!

堂々としていればいいんだ!

とは思ったものの…

「そんなところで何してるの?邪魔。」

「玲ー!どうしよう!」

だって今までのりっちゃんの異常な過保護ぶりを見てきたんだよ!?