一ノ瀬さん家の家庭事情。

こんな状態で本当に告白なんてできるのか!?

しっかりしろ!あたし!

「で、聡太、なに?」

「この前の練習試合のスコアボード、見せてって真先輩がさっき職員室で会ったとき言ってたから、今日の部活の時持ってきて。」

スコアボードの管理はあたしたちマネージャーの役目。

計算が苦手なあたしは試合中必死でスコアをつけてる。

ほのちゃんはバスケ部のマネージャー歴も長いから、スラスラとお手の物。

「了解ー、ねえねえ、それより聡太さ、二月十四日、何の日でしょう!?」

ほ、ほのちゃん!?

そんなこと聞いちゃダメだって!

もしこれで

「二月十四日は彼女と過ごす!」

なんて言われたら、あたし伝える前に玉砕だよ!?

浅丘君には今はたぶん彼女はいないはずだけど、そんなのわかんない!

だってクラスでも、それ以外でもモテモテな浅丘君。

明日にだって彼女ができたっておかしくない。

それにきっと、今回のバレンタインにもたくさんチョコをもらうだろうし…