一ノ瀬さん家の家庭事情。

信じたくないけど、絶対ありえないけど…!

「み、見た…の…!?」

「は?何を?」

な、何をってそれをあたしの口から言わせるか!?

「あたしの、そのっ…は、裸…!」

「お前バカ?だから俺が運んできたって言ってんのに。記憶までぶっ飛んでんの?お前は服着て風呂に入ってたのか?」

やっぱり!!!!

よりによって、真兄に…!

「安心しろ、俺は愛の幼児体形になんかこれっぽっちも興味ねえから。」

幼児体形…

そんなの、自分が一番わかってる!

「今日はもう寝たほうがいいよ。だいぶ体も冷えてるみたいだし。」

優兄の優しさが身にしみるよ。

「じゃあ、おやすみ。」

みんなが出て行ってしまうと急に静まり返る部屋の中。

今日、みんな楽しかったのかな。

りっちゃんはひなのさんとケーキ食べたり、プレゼント交換したりしたのかな。

あたしもいつかしてみたかった。

特別どこかに出かけなくてもいいから、普通にケーキだべて、プレゼント交換したりして。