一ノ瀬さん家の家庭事情。

「愛も聡太に告白しなよ!一緒に頑張ろ?」

「むっ、無理だよ!あたしはまだ好きになったばっかりっていうか…浅丘君のこと、もっと知っておかないと…」

そんな、自覚したばっかりなのに!

告白なんて!

「俺がなんだって?」

ひえええ!

いっ、今の聞かれてないよね?

ていうか、いつからいたの!?

「聡太には秘密、さて、あたしちょっと葉に用事あるから隣のクラス行ってくるね、聡太、愛の相手してやってて。」

ほのちゃーーーーん!

ほのちゃんは手をヒラヒラさせて颯爽と教室を出て行っちゃった。

「俺の話、してたの?」

浅丘君の大きな目で見つめられたら、あたし、あたし、何も話せない!

「えっと、その…あ!ほら!あたし、バスケ部のマネージャーのくせにまだ部員のこと全然知らないからもっと知りたいなー、なんて…」

うわ、我ながら苦しい言い訳。

「なんだ、そういうことか。…ちょっと残念。」

「え?」