時命生て、


なーんて、

ぼーっとしていたら




『なあってば。

おい!!泉田仁千香!!』


「ひゃいっ」

(ビクゥ

『あっかんだ笑』

そういって

笑っている彼に少しでも

心動いたのは

気のせい。


「あのぉ、名前....
なんで.....」

『俺ら同クラだし、
後ろの名簿見れば一発じゃん。
なに?気づかなかった?』

「あぁ、そうですよね。
では。......」


(ガシ


どこいくの?
俺、まだ君と話したい。


って

私にだけ聞こえる声で

彼はつぶやいた。


一体、君は何者ですか?