時命生て、


『おっはよー♪にっちゃん♡』

朝から聞き覚えのある声とテンションに

自然と頬がゆるんだ

「おはよぅ」

そう笑いかけると

『よかったー
ゆり、嫌われたと思った』

「ごめん、昨日....
本当はもっと早く連絡しなきゃだったのに」

『あれ?あたしの机、』

ドキドキと

胸が高鳴って、ゆりちゃんに聞こえてそうで

恥ずかしくなる

『わぁっ、にっちゃん』

ニコニコしながら

私に抱きつくゆりちゃん。

あっ、

さぁちゃん

思いだした

この暖かさ

きっと

私は人のぬくもりじゃなくって

さぁちゃんを求めていたんだ

知らず知らずのうちに....


でも、今抱きしめているのは

ゆりちゃん。

半泣き状態のゆりちゃん

にどうすることもできず

頭をポンポンしてみた。

さぁちゃんにも、何度かやったけど

これが一番よかったから。

さっきからずっと

さぁちゃんを重ね合わせる。

ひどいなと思いつつ

懐かしい暖かさを

心ゆくまで記憶に焼き付ける。