時命生て、


『さぁちゃん、にぃはね
さぁちゃんの事大好きだよ。』

「うん」

『さぁちゃんがいなきゃね
にぃはね。死んじゃってたかも』

「うん」

『だからね、さぁちゃんは命の恩人なの』

「うん」

『弱りきったさぁちゃんを見るのは辛いよ。
でもね、でもね辛いなら言ってよ。
私、さぁちゃんがいたから強くなれたよ。
もう少し頼って?さぁちゃんは1人じゃないんだから』


何を言っても、

帰ってくるのは

弱りきった返事ばかり。

私の言葉さえも受け入れない

さぁちゃんの心は

もう完全にボロボロだったんだ。

言葉というものは容易に嘘がつけるから

全てが信じられないんだ

私は分かる

だって

私も

そうだから。











最後にあなたが残していったのは

ほんのわずかな

強さと、笑顔と、愛でした