大輝くんは顔がカッコイイから、微笑まれながら「いつもの?」なんて聞かれたら 起こってたこと忘れちゃいそう。 「うん。」 ちょっと誤魔化されたけど、たぶん大輝くんなりに心配してくれたんだと思うから、心の中で「ありがとう」って言っとく。 今はお客さんがいなかったから、いいけど次言われたら殴ろう。 なーんて考えてると、頼んだものが来た。 もちろん出てきたのはお酒。 大輝くん、高2にお酒を出すことに少しも、ためらいがないんだよね。 まあ、私も私で飲むからいいけど。