ピピピピ_____…

朝の目覚まし時計が鳴り響く部屋。
俺はそいつに誘われるように目を開ける。

「んん……」
目覚まし時計を止め、1つ大きな欠伸をする。
そして時間を見る…って、まだ5時じゃないか。
もうちょっと寝ても良かった。
何で、今日に限って早くセットしたんだ?何か特別な事があるのか?
なんて考えているとある事に気づく。

そうだ、今日は"妹の命日"だ。
「もうそんな日か…。墓参り行かねーとな」