俺は…




俺は…恋をした。


バスケが大好きなイケメン御曹司の
佐野圭太


学園一の美人で成績優秀な
佐久間歩美



この二人の行動が周りの人達の人生を変える!?






アラームの音で目が覚めた。カーテンを開けると空は快晴。
「良い天気だな。」
俺、佐野圭太は一つ下の妹と二人暮らしをしていて、今日は親友で幼馴染みの神野祐介、桜井詩織と一緒に桜坂学園の入学式に行く。制服に着替えてリビングに行くと、妹の絵里香が朝食を作ってくれていた。
「おはよう。ご飯出来てるよ。」
「ああ、ありがとな。」
両親が仕事で海外にいるため、料理は基本的に俺と絵里香が交代で作っている。
「あ、お兄ちゃん…」
ピンポーン
絵里香の声を遮るようにチャイムが鳴った。
「俺が出るから、絵里香は学校に行く準備してていいよ。」
ドアを開けると、祐介と詩織が外で待っていた。
「遅いよ!早くしないと遅刻するよ!?」
「え、もうそんな時間!?急いで準備するから、ちょっと待ってて!」
自分の部屋に戻り、準備しておいた荷物を持った。
「じゃ、絵里香。行ってきます!」
「行ってらっしゃい!気をつけてね。」
絵里香に挨拶をして、俺は家を出た。