「桜庭ーッ!」

「は……はい、何でしょうか?」


地味子の天敵のギャルが現れた。

キレイに巻いた金髪に、すごいまつ毛に、短いスカート。

私には遠すぎる世界……。


「次さ、体育じゃん?これ持ってってー」

「……はい」


天敵ギャルの久野さんは大量の着替えを私に渡した。


「内宮に手伝ってもらえばー?」

「……そうします」