好きかもしれない。



そんなこと思ってるうちにすぐに食堂に着いた。

「はい、手を洗って。」

と、先生が指示する。

「うわっ水冷たすぎだろ!」

確かに。今は4月といえ、夜は冷えてる。冷たい…

そして、食事の準備をする。

お茶碗にご飯を入れたり、お椀に味噌汁を入れたり。

たき君とたまに目が合う。そしたら笑ってくれるの。

すごく嬉しくて、私は目が合ったら笑うの。

そしたらたき君は笑い返してくれるんだよ?嬉しすぎない??

「あ、それ重いでしょ?もつよ。」

と、たき君が、私が持っていたお箸箱を持って行ってしまった。


すごい、優しいな…。