パーフェクトフィアンセ


年齢相応に笑ったアクアの頭をそっと撫でながらホセは微笑む。

「いい子してたか?」

「うんっ!だからゆーえんち!ゆーえんち!!」

「はいはい。じゃあ行くか?」

きゃあきゃあ嬉しそうにホセに引っ付いたアクア。

ほらほら、と諭しながら引っ込むホセ。

目の前で閉じられたドアに、アクアがウィングに笑いかけた。

『優しいでしょ?』

面影だけはほとんど変わらない。

ウィングは驚くだろうな~、なんて思った。

自分の、壊れる前の自分を見たら…

本物の天使だった頃の俺を見たら…

面影すらない。

あの日、俺は死んだんだ。


アクアの笑顔を見ながら、なんて恵まれてるんだと思った。