綺麗なホセはどこまでも綺麗。
二重の瞼は閉じられて長いまつげが小刻みに揺れる。
キリッと結ばれた唇が悩ましげに歪んでいた。
しばらく見つめていると、ぼんやりとホセが目を開けた。
見下ろすように私を見るホセ。
しばらく無言でゆっくりと時間が過ぎる。
辛い沈黙じゃない。
気持ちいい無言。
ずっと続いてほしいな、なんて。
すべてを跳ね返すような挑戦的な瞳の奥の奥。
映ったのは戸惑いと恐れ。
どこかはかなげな表情を余すことなくみることができるくらいに私はホセを見てた。
過去すら、手に取るようにわかった。
私に隠し事はできないわ。
どれだけ嘘を塗り固めても、何も失わないなんて無理。
希望を頼って絶望をつかもうとするのも彼の性格かもしれない。
綺麗。
それでも弱々しく光をともす赤い目は髪が隠しかけてたけど。

