番外編~会議室~

セイは集まった大臣達に人の良さそうな笑みを浮かべたまま話し出した。

「いくらあの天才完璧少年でも子供になれば騙される可能性もあるわけです。
つまり俺がまず食欲回復薬をきづかれないように打ちます。で、食事に来たら睡眠薬を混ぜます。そうすれば栄養と睡眠不足を補えるでしょう」

「やりたがりますかね」

「当然です。彼は彼女のためならなんでもしますよ」

ニヤニヤ仕し出したセイに、ただうろたえる姿見たいだけなんじゃないか、いや絶対そうだと大臣達は思った。

「彼のためですよ」

嘘をつけ、どうでもいいんだろう。

げんなりしながら大臣達は同意した。