パーフェクトフィアンセ


まあなんにせよ可愛いのは可愛いのだからと納得して眉をひそめたホセを目が合う高さまで持ち上げてみた。

おとなしくしているホセはすこし軽いんじゃないかと思う。

振ると酔いそうだからやめとくけど、カバンに入れて持ち運べる重さ。

小さいころから小食だったのかな。

「そんなことはない。人並みに食べていた」

…人並み?

「きちんと三食」



「一か月に三食はちゃんと食べていた」

…それを異常というのです。

まあ言うことはしないけれど、育ち盛りの子供が…

うーん、不健康にもほどがある。


よしホセ、食堂行こっか。

「いきなりだなおまえは」



というわけで今私たちは食堂にいるの。

目の前の肉中心の料理に今にもはきそうな顔をしているホセ。

少しかわいそうだけど、記憶の中では少なくとも食えといったら食べるはず…


「…太りそう…」

どこの女子だお前は。

あ、いけないつい暴言が。

「だってよ、野菜がないじゃねえか果物もないしこれじゃあ脂質が分解されずに直で体に蓄積されていく。これだけ食べて痩せようと思ったらさすがに無理なはな…」

黙れガキ、と思いっきり口の中にチキンを押し込むと骨ごと食べた。

「…あのな、骨って食べてもそのままカルシウムにはならないんだが…」

食べなきゃいいでしょって言いたい。