パーフェクトフィアンセ

で、問題はその会議なんだけど。

全くやる気の無さそうな大臣達と殺る気…じゃないやる気満々のセイ。

ニヤニヤしながら私を見つめてそっとホセを手招き。

ホセは従順に従いセイの近くに。

と、何か耳打ちし、ホセの頬が微かに朱に染まる。


……!!!

朱に!?

ちょっと待ったキス云々全く羞恥を見せないホセが赤く!?

何を言われたの(何をされたの)!?

ついに頭のネジが吹き飛んだの!?←

うんうん、それが一番納得が行くけど…

まあいいや、そういうことにしとこ。


「クスクスクス…姫、一体何をぶつくさ申しているのですか…クスクスクス」

「…!」

私と目があった瞬間、ホセが顔を真っ赤に染め上げた。

何かセイに言われると慌てたように首をブンブン振り回す。

劇的な可愛さなのはわかるけど、何をされてるの。

本当に気になってしょうがない。

意を決したように項垂れつつセイのあとについていくホセ。

真っ赤になるのはともかく、手先まで震えてる気がする。

どんだけ恥ずかしいんだろ。


近くにある控え室につれこまれてしばらくは良かった。

「ギャァァァァ!!!」

と言う悲鳴が中途半端に途切れ、か細い声に変わっていった。

合わせて無理無理と言う声、大丈夫だとなだめる声。

嫌だと駄々をこね始め、仕方ないと言って扉が開かれた。

私の目の前のそのドアからは、しっかりと中が見えた。

その中に縮こまる、丸くなったホセの姿も。


「うぅ……酷いぞセイ…こんなにすることはないはずだ…」

「まあまあ。いとしの姫に喜んで貰うためでしょう」

「でもっ…三才児にすることないだろ!よりにもよって!」


めちゃめちゃくりんくりんの瞳に一杯に涙を浮かべてセイを睨み付けるホセは、正直言ってかわいすぎますです。