ウィングとアクアが帰る日、ホセは何を思ったかウィングを連れだし私の前につれてきた。

「…」

「駄目か?」

「いやあのな…さすがに…」

本人の関与は皆無のまま二人で話し込むウィングとホセ。

少したった。

きっと強引にホセが押したのか、ウィングが不満がおで頷いた。


ホセは私を見てにこやかに微笑み、それだけで私の心拍数ははねあがり。

かぁ、と頬を赤く染めてうつむく私。

ホセは笑って私を抱きしめ囁いた。



「なぁ…こういうの好きか…?」


脳が焼き切れた。

そう思うほど熱い声で囁かれたら、もういろんなところがめちゃくちゃ。

ホセは満足げに口角を上げ、可愛い、と呟いた。

イケメン過ぎて、おかしくなりそう。


ウィングは熱烈なホセを見て顔を赤らめ、慌ててその場を立ち去った。

ホセはウィングがいないのをいいことに散々私を弄び、とても楽しそうだった。

…愉しそうだった。


覚悟はしてたけど…

やっぱりドがつくSだなーって実感できた。

…………誓って言うけど、私はMじゃないからね。

だからこそ、呼吸が苦しいの。